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ニューインデックス株式会社 津田武 2010年06月17日 12時42分 更新


[F5]サーバ仮想化、クラウドを最大限に活用する「ダイナミックインフラストラクチャ」とは?(3/3)

コスト効率がよく、ビジネスニーズに迅速に対応できるダイナミックインフラストラクチャが注目を集めている。それを支える技術として仮想化と、その延長線上にあるクラウドがある。F5ネットワークス マーケティング兼ビジネスデベロップメント担当上級副社長 ダンマット氏に、昨今の顧客の課題やニーズも踏まえ、F5のダイナミックインフラストラクチャに対するビジョンを聞いた。

新しいアプリケーションの導入、新しいユーザーの追加など、企業が事業を発展させていく上で、ITインフラには立ちはだかる壁がある。新しいビジネス要件への対応だ。新しい価値への投資を絶やさないためには、導入後に低コストかつ効率的となるシステムに実現しなければならない。ネットワークという観点から、この点の解決を試みるF5ネットワークスのマーケティング兼ビジネスデベロップメント担当上級副社長 ダンマット氏に、昨今の顧客の課題やニーズも踏まえ、どのようなネットワークソリューションの提供を考えているのかを聞いた。
F5ネットワークスの取り組みを、3回に分けてご紹介していく。

クラウドを応用した、ファイル仮想化の次世代管理手法

前回は仮想マシンの高密度化とシームレスな環境移送についてお話いたしました。仮想マシンを起動すること、それはつまりイメージを作ることであり、多くのファイルが作られることになります。これらのファイルはストレージ内のどこかに格納しなければなりません。実際F5のラボでも仮想マシン・イメージを用意して、いろいろなバージョンのアプリケーションを稼働させています。
例えばEメールです。古いバージョンのMicrosoft Exchange、現在のMicrosoft Exchange、同じアプリケーションのベータ版、最新のバージョンなど、これら全部のファイルをそのまま保有していなければなりません。たくさんのアプリケーションが同じような状態になっていて、しかも簡単に捨てるわけにはいかないのです。

このような状況にファイル仮想化のテクノロジを導入してみましょう。
ファイル仮想化は、まず仮想のマウントポイントを作り、使用するデータの属性や頻度を理解して、管理上のポリシーに従って適切な場所に再配置します。頻度の高いファイルは、性能の高い1次ストレージに置き、更新が加えられている間や特定の期間はそこに存在します。その後使用されない状態で一定期間が経過すると、ファイルは2次ストレージに自動的に移動します。
次のステップとして、クラウドベースのストレージとの連携を考えています。

高性能な1次ストレージには頻繁に使用されるファイルを、そして2次ストレージには例えば最近変更されていない、あるいはアクセスされていないファイルだけを配置します。それ以外のファイルはアーカイブとして、非常に安価なクラウド上のストレージに置くことで、データの属性に応じた配置場所、期間などを長期間にわたって自動的にコントロールできるようになります。クラウドを使う部分については、自社でリソースを割り当てるのではなく、サービス・プロバイダに任せることができます。


<ファイル仮想化>
ファイル仮想化
※クリックして拡大

F5、今後のビジョン

最後に、F5が目指していることについてまとめさせていただきます。
F5はダイナミック・インフラストラクチャを実現するテクノロジを通じて、ネットワーク上の「戦略的なコントロール・ポイント」になりたいと考えています。データセンタで起きていることすべてを制御できるようにする、それがF5の製品です。

市場全体を見た時に、いまこの分野が最も注目を集めていると考えています。F5はインフラを構成するベンダーや大手のアプリケーション・ベンダーと密接な協業を展開してきています。その結果、お客様のインフラ上で何が起こっているかが即座に分かり、高度なレベルでインフラ全体をコントロールします。結果的により柔軟に、資産を再利用できる。これこそがF5がお客様に提供できる価値だと思っています。戦略的なコントロール・ポイントを提供することは、これからもお客様がF5を使っていただくことに繋がると信じています。

仮想化についてですが、F5のお客様の60%がiRulesのスクリプト言語を使用して仮想化を成功に導いています。同じく75%のお客様が、仮想化に対応した負荷分散が重要であると認識されています。F5は、仮想化の取り組みにおいて鍵となるテクノロジを提供していることを皆様にも理解していただけるかと思います。その実現のために、高いパフォーマンス、常に先進の技術を提供するリーダーであることを自負しています。

一つの実例として、2009年2月にBIG-IP LTMの仮想ソフトウェア・バージョンについて発表し、まずはトライアル・バージョンを提供しました。これは無償でダウンロードしていただけるものです。iRulesやiControlといった拡張機能を自由に使っていただき、F5のソリューションがデータセンタ全体のアーキテクチャにどのように統合可能か、容易にお試しいただけるようになります。BIG-IPの仮想ソフトウェア・バージョンは、近々製品版として提供してまいります。

お客様は、プラットフォームとして提供しているハードウェア版と、この新しい仮想ソフトウェア版を用途に応じて組み合わせて利用できます。しっかりとアプリケーションとの連携を取り、柔軟性を持った、現在のインフラを最大限活用するダイナミック・データセンタの取り組みで成功していただきたいと考えています。

<F5はデータセンターにおける「戦略的な制御ポイント」を果たす>
F5はデータセンターにおける「戦略的な制御ポイント」を果たす
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[F5]サーバ仮想化、クラウドを最大限に活用する「ダイナミックインフラストラクチャ」とは?(1/3)
[F5]サーバ仮想化、クラウドを最大限に活用する「ダイナミックインフラストラクチャ」とは?(2/3)

関連キーワード: F5 , 【インタビュー】F5 , ネットワーク